概要

1974年に2年間のアメリカ生活の中で、キウイに出会った。当時はアメリカでも試験段階中。茶色くて毛が生えていて、中はエメラルドグリーン。今まで経験したことのない触感だった。苗木を持ち帰る許可は下りなかったが、友人から、ティースプーン1杯のキウイの種をもらった。日本で、情熱を持って農業をやるためには、既存の体質に縛られない新しい何かが必要だった。キウイをやろう。好奇心と、意地と、新しいことへのチャレンジ精神。種を大事に育て上げ、今では80種類700本、50種類以上の新品種を開発する、日本最大のキウイ農園になった。